「私は動物を描きながら、生命そのものを描いている。」
劉漢文、台湾の画家。猫・虎・馬をはじめとする動物を主題とし、風景や人物も手がける。デッサンと写生から出発し、動物園、牧場、そして自宅の猫のそばで長く写生を重ね、そのスケッチをアトリエで油彩へと組み立て直している。
画面に置かれるのは、多くの場合たった一頭。背景は大きく省かれ、光はまなざし、たてがみ、筋肉の起伏に集まる。かたちを写すことよりも、その動物が「何かを思っている」一瞬に関心がある。
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